【長崎県/佐世保市/佐々町/松浦市】「また電気代が上がる…」九州電力の11月料金見直し、家庭への影響は?
「最近、電気代が高くなった気がする」「また電気料金が上がるって聞いたけど、本当?」電気代について、そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。実際、九州電力では2026年11月1日から、電気料金の新しい単価が適用されます。今回の変更は、九州電力が電気を届けるために利用する送配電ネットワークの料金、いわゆる「託送料金」の見直しを電気料金に反映するものです。では、私たちの家庭の電気代には、実際どのくらい影響するのでしょうか?今回は、九州電力の11月からの料金見直しについて分かりやすく整理しながら、これからの電気代について家庭で考えておきたいことをご紹介します。
【 もくじ 】
九州電力の電気料金が2026年11月から変わります。

九州電力は、2026年11月1日から電気料金の新しい単価を適用すると発表しました。今回の見直しの背景にあるのが、電気を各家庭へ届けるための「送配電ネットワーク」です。発電所でつくられた電気は、送電線や配電線などの設備を通って私たちの家庭に届きます。こうした設備を利用するための費用が「託送料金」です。今回、一般送配電事業者による託送料金の見直しが行われ、それを九州電力の電気料金にも反映することになりました。つまり、「九州電力が単純に電気そのものの値段だけを上げる」という話ではありません。電気を家庭まで届けるために必要な費用の見直しなどが、電気料金に反映されるということです。
実際、どのくらい変わるの?
「結局、毎月いくらくらい高くなるの?」ここが一番気になるところですよね。九州電力が示しているモデルケースを見てみましょう。
従量電灯B・30A・250kWhの場合
| 変更前 | 変更後 | |
|---|---|---|
| 1か月の支払額 | 6,876円 | 7,243円 |
| 差額 | +367円 |
※九州電力が示すモデルケースによるものです。燃料費等調整額などを含む条件での試算です。
単純に1年間同じ差額が続いたとすると、
367円 × 12か月=約4,400円
となります。ただし、これはあくまで「今回の料金見直しによる影響」を単純に考えた場合の数字です。実際の電気料金は、毎月変動する「燃料費調整額」や「再生可能エネルギー発電促進賦課金」なども関係するため、すべての家庭が同じ金額だけ上がるわけではありません。
「11月から1,000円以上上がる」という話もあるけど?
ここは少し注意したいポイントです。九州電力が発表した2026年11月分のモデルケースでは、30A・250kWhの場合、
2026年10月分:6,876円
2026年11月分:8,115円
となり、前月との差は1,239円となっています。「えっ、367円じゃなくて1,239円?」と思いますよね。この差には、今回の料金見直しだけでなく、国の「電気・ガス料金支援」による割引の終了など、別の要因も含まれています。九州電力によると、11月分の試算では、今回の料金見直しによる影響は約366円です。そのため、「11月から一律1,239円値上げされる」という意味ではありません。電気料金は、いくつかの要素が組み合わさって毎月の請求額が決まっています。
そもそも、電気料金はどうやって決まっている?
毎月届く電気料金の明細を見ると、いろいろな項目があって「結局何にお金を払っているの?」と思うこともありますよね。電気料金は、大きく見ると、
基本料金
電力量料金
燃料費調整額
再生可能エネルギー発電促進賦課金
などから構成されています。そして、この中には電気をつくるための費用だけではなく、電気を家庭まで届けるための費用なども含まれています。さらに燃料価格などの変動によって、毎月の料金が変わる仕組みもあります。九州電力も、燃料価格の変動を電気料金に反映する「燃料費調整制度」を設けています。つまり、電気料金は「一度決まったらずっと同じ」というものではありません。(関連コラム:電気代の仕組みと将来の対策 ~太陽光発電・蓄電池が必要な理由~)
これからの電気代、どう考えればいい?

今回の料金見直しをきっかけに、ぜひ考えていただきたいのが、「電気を安く買う方法」だけではなく、「電力会社から買う電気そのものを減らす」という考え方です。例えば、電気料金が上がったとき、「もっと安い電力会社はないかな?」と電力会社を比較する方法もあります。もちろん、それもひとつの方法です。しかし、もうひとつの方法があります。それが、自宅で電気をつくること。太陽光発電です。
太陽光発電なら、電気を「買う」だけではなく「つくる」

太陽光発電を設置すると、太陽が出ている時間帯に自宅で電気をつくることができます。例えば昼間に、
太陽光発電で電気をつくる
↓
家の中で使う
↓
電力会社から買う電気を減らす
ということができます。もちろん、太陽光発電を設置したからといって、電気をまったく買わなくてよくなるわけではありません。夜間や天気の悪い日などは、電力会社から電気を購入することになります。それでも、「電気をすべて買う」から「自分の家でも電気をつくる」へ。この違いは、これからの電気料金を考えるうえで大切なポイントです。
さらに蓄電池があると、太陽光の電気を夜にも使える

「太陽光発電って、昼間しか発電しないんじゃない?」そう思われる方も多いと思います。その通りです。太陽光発電は、基本的に太陽が出ている時間帯に発電します。そこで活躍するのが蓄電池です。昼間に太陽光発電でつくった電気のうち、使い切れなかった電気を蓄電池にためておけば、夜間などに使うことができます。
イメージとしては、
昼間
太陽光で発電
↓
家で使う
↓
余った電気を蓄電池へ夜
蓄電池にためた電気を使う
↓
電力会社から買う電気を減らす
という仕組みです。「太陽光発電+蓄電池」は、電気をつくるだけではなく、つくった電気をできるだけ自宅で活用するための組み合わせでもあります。
「電気代が上がったら太陽光をつけるべき」なの?
ここは、少し慎重に考えたいところです。太陽光発電や蓄電池は、すべてのご家庭に同じようにおすすめできるものではありません。屋根の向きや大きさ、日当たり、現在の電気使用量、家族構成、昼間と夜間の電気の使い方などによって、適した設備や容量は変わります。例えば、
昼間に電気をよく使うご家庭
オール電化のご家庭
電気使用量が多いご家庭
太陽光発電の余った電気を有効活用したいご家庭
電気料金の変動に備えておきたいご家庭
など、太陽光発電や蓄電池を検討する理由もさまざまです。だからこそ、「電気代が上がったから、とりあえず太陽光をつけよう」ではなく、「自分の家の場合、本当にメリットがあるのか?」を確認することが大切です。
電気料金が変わる今だからこそ、暮らし方を考えてみませんか?
今回の九州電力の料金見直しは、家庭の電気代について改めて考えるきっかけになるかもしれません。電気料金そのものを、私たちが自由に決めることはできません。でも、
「どれくらい電気を使うのか」
「どこから電気を調達するのか」
「自宅で電気をつくるのか」
「つくった電気をどう使うのか」
といったことは、家庭で考えることができます。電気代をできるだけ抑えたい。太陽光発電をつけたほうがいいのか気になる。蓄電池も一緒に考えたほうがいいの?そんな方は、まずはご自宅の場合について考えてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
「うちの場合、太陽光発電をつけたらどうなる?」

太陽光発電や蓄電池は、設置するだけで誰にとっても同じ効果が得られるものではありません。ご自宅の屋根の状況や電気の使用量、生活スタイルなどによって、適した設備や容量も変わります。eco住まいるでは、太陽光発電・蓄電池について、「そもそも自分の家に必要なの?」という段階からご相談いただけます。補助金についても、利用できる制度がある場合は申請に関するサポートを行っています。「電気代がこれからどうなるのか気になる」そんな小さなきっかけでも大丈夫です。これからの電気との付き合い方を、一緒に考えてみませんか?


