【長崎県/佐世保市/佐々町/松浦市】太陽光発電をつけた家、将来売ることになったらどうなる?売却・名義変更・売電について知っておきたいこと
「太陽光発電を設置したけれど、将来この家を売ることになったらどうなるんだろう?」「太陽光パネルが付いたままでも家は売れる?」「今も売電しているけど、売電契約はどうなるの?」太陽光発電を設置するときは、電気代の削減や売電収入、災害時の備えなど、現在の暮らしについて考えることが多いものです。しかし、設置してから10年、15年と時間が経つと、家族構成や仕事、住む場所が変わり、「家を売却する」という可能性も出てきます。実は、太陽光発電が設置されている住宅を売却する場合、家そのものだけでなく、太陽光発電設備や売電に関する契約・名義なども確認する必要があります。特にFIT制度の対象となっている太陽光発電では、発電設備の名義変更だけでなく、電力会社との売電契約や事業計画認定に関する変更手続きが関係する場合があります。九州電力でも、低圧連系の太陽光発電設備について契約名義を変更する場合、所定の申込書類に加えて事業計画認定の変更手続きが必要と案内しています。今回は、長崎県・佐世保市・佐々町などで太陽光発電を設置している方にも知っておいてほしい、「太陽光発電付きの家を売却するときのポイント」を分かりやすく解説します。
【 もくじ 】
太陽光発電を設置した家は、売却できる?

結論からいうと、太陽光発電が設置されている住宅でも売却することはできます。太陽光パネルが屋根に載っているからといって、それだけで住宅を売却できなくなるわけではありません。ただし、太陽光発電が付いていない住宅と比べると、売却時に確認しておきたい項目が増えます。例えば、
太陽光発電設備の所有者は誰なのか
太陽光発電設備の契約状況
FIT制度の対象なのか
現在も売電しているのか
売電契約の名義は誰になっているのか
売電収入の振込先はどうなっているのか
蓄電池を設置している場合、その所有者は誰なのか
太陽光発電の保証は残っているのか
設置工事や設備に関する書類が残っているか
などです。つまり、「家を売れば、太陽光のことも全部自動的に終わる」というわけではありません。住宅の売却を考え始めた段階で、太陽光発電についても一緒に整理しておくと安心です。
太陽光パネルは家と一緒に売却できる?

一般的に、住宅に設置されている太陽光発電設備を住宅と一緒に引き継ぐケースは考えられます。ただし、重要なのは「その太陽光発電設備を誰が所有しているのか」です。例えば、
自分で購入して設置した場合
太陽光パネルやパワーコンディショナなどを自分で購入して設置している場合は、住宅とともに設備を引き継ぐ形を検討できます。
リース・PPAなどを利用している場合
少し注意が必要なのが、太陽光発電設備を購入したのではなく、リースやPPAなどの第三者保有サービスを利用しているケースです。この場合、設備の所有者が住宅の所有者とは限りません。JPEAも、第三者保有の太陽光発電では、電力サービス会社などが設備を所有する仕組みがあると説明しています。契約期間や設備の譲渡条件などもサービスによって異なります。そのため、「太陽光が屋根に載っている=自分の所有物」とは限りません。売却を考えている場合は、設置時の契約書などを確認しておきましょう。
家を売却するときに確認したい「太陽光発電の名義」
太陽光発電付き住宅の売却で、特に忘れてはいけないのが名義変更です。ここでいう「名義」は、一つだけとは限りません。例えば、
太陽光発電設備に関する名義
FIT制度・事業計画認定上の名義
電力会社との売電契約の名義
売電代金の振込先
など、それぞれ確認が必要になる場合があります。九州電力では、低圧連系の太陽光発電設備等について、契約名義や振込先の変更、入居による売電開始の手続きについて案内しています。また、契約名義の変更や入居による売電開始の場合には、事業計画認定における変更手続きも必要とされています。弊社でも、
「太陽光パネルを搭載している家を手放すので、名義変更をしてほしい」
「太陽光パネルの載った家を購入したんだけど、どんな手続きが必要ですか?」
という問い合わせやご相談をよくいただきます。そのため、住宅を売却するときには、「家の名義変更だけしておけば大丈夫」と考えず、太陽光発電に関係する名義や契約も確認することが大切です。
売却したら、売電契約はどうなる?

ここも気になるところですよね。太陽光発電を設置している住宅では、発電した電気を自宅で使い、余った電気を電力会社などに売電しているケースがあります。この場合、住宅を売却すると、当然ながらこれまで住んでいた人と新しい所有者が同じではなくなります。そのため、売電に関する契約や振込先についても、変更手続きが必要になる場合があります。九州電力では、低圧連系の太陽光発電設備について、契約名義や振込先の変更に関する手続きを案内しています。例えば、
売却前
住宅所有者Aさん
↓
太陽光発電
↓
電力会社へ余った電気を売電
↓
Aさんの口座へ売電代金
という状態だったものが、
売却後
住宅所有者Bさん
↓
太陽光発電
↓
電力会社へ余った電気を売電
↓
Bさんの口座へ売電代金
という形になることが考えられます。ただし、実際の手続きは契約内容や制度の状況によって異なるため、売却が決まった段階で電力会社や関係窓口に確認することが大切です。
FIT期間中なら、さらに確認しておきたいこと
「FIT」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。FITとは、再生可能エネルギーで発電した電気を、一定期間、固定された価格で買い取る制度です。住宅用太陽光発電では、FIT制度を利用して余った電気を売電しているご家庭もあります。このような住宅を売却する場合には、「FITの買取期間はまだ残っているのか?」という点も確認しておきたいポイントです。また、FIT認定を受けている太陽光発電設備では、所有者が変わる場合に変更手続きが関係することがあります。JPEAでも、太陽光発電設備の名義変更について、事業譲渡や相続などの場合の手続き案内を行っています。そのため、FIT期間中の太陽光発電付き住宅を売却する場合は、
FITの買取期間
現在の売電契約
発電設備の所有者
事業計画認定上の情報
電力会社との契約名義
売電代金の振込先
などを確認しておくと安心です。
卒FITしている場合はどうなる?

「うちはもう10年経っているから、FITは終わっているよ」という方もいるかもしれません。FITの買取期間が終了した、いわゆる卒FITの太陽光発電でも、住宅を売却する際には確認しておきたいことがあります。FITの期間が終了すると、これまでと同じ固定価格での買取ではなくなります。その後も余った電気を売電する場合は、電力会社などが用意している卒FIT後の買取サービスを利用することになります。九州電力でも、FITの買取期間が満了した太陽光発電設備について、電力販売の契約や名義変更などの手続きについて案内しています。つまり、「卒FITだから売却時に何もしなくていい」というわけではありません。現在どのような形で余剰電力を売っているのかを確認しておきましょう。
蓄電池を設置している場合は?
太陽光発電と一緒に蓄電池を設置している住宅も増えています。この場合は、太陽光パネルだけでなく、
蓄電池本体
パワーコンディショナ
モニター
その他の関連機器
保証内容
などについても確認しておきましょう。特に確認しておきたいのが、保証です。例えば、「太陽光発電の保証はまだ残っている」「蓄電池の保証も残っている」という場合、住宅を売却した後に保証がどのように扱われるのか確認しておくと安心です。メーカーや保証制度によって条件が異なるため、「保証が付いているから、そのまま新しい所有者に引き継げる」と決めつけず、メーカーや販売店などに確認することをおすすめします。(弊社でも受け付けておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせくださいね)
太陽光発電付き中古住宅を購入する側が確認したいこと
ここまでは「売る側」の話でしたが、反対に、太陽光発電が付いた中古住宅を購入する側にも確認してほしいポイントがあります。例えば、
① 太陽光発電は誰の所有?
住宅と一緒に購入できる設備なのか、第三者が所有している設備なのかを確認しましょう。
② 設置から何年経っている?
太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナなどの機器にも寿命があります。
設置年を確認しておくと、今後のメンテナンスや交換について考えやすくなります。
③ 現在も売電している?
売電している場合は、現在どのような契約になっているのかを確認しておきましょう。
④ FIT期間は残っている?
FIT期間中なのか、すでに卒FITなのかによって、売電について考えるポイントが変わります。
⑤ 保証は残っている?
太陽光パネル、パワーコンディショナ、蓄電池など、それぞれの保証期間や保証条件を確認しましょう。
⑥ 設備の資料は残っている?
メーカー名、型式、設置年月、保証書などの資料が残っていると、購入後のメンテナンスや問い合わせがスムーズになります。
太陽光発電付き住宅を売る前に準備しておきたい書類
売却を考え始めたら、太陽光発電に関する書類を一度整理しておくのもおすすめです。例えば、
太陽光発電の契約書
太陽光発電設備の保証書
パワーコンディショナなどの保証書
蓄電池の保証書
FIT・事業計画認定に関する資料
電力会社との売電契約に関する資料
売電実績が分かる資料
太陽光発電設備の仕様書
施工時の図面や資料
メンテナンス・点検記録
などです。すべての書類が必要になるとは限りませんが、「どこに何があるのか分からない」状態を避けておくだけでも安心です。特に、設置から10年以上経っている住宅では、書類を探してみたら保証書や施工時の資料が出てきた、ということもあります。
「太陽光を載せたまま売って大丈夫?」と迷ったら
太陽光発電を設置したときには、「電気代を安くしたい」「余った電気を売りたい」「停電時にも電気を使えるようにしたい」といった目的で導入した方が多いと思います。そのため、まさか数年後・十数年後に「この家を売ることになる」とは考えていなかった、という方もいるでしょう。でも、家族の生活は変化します。
子どもが独立する。
仕事の都合で引っ越す。
親との同居が始まる。
実家を相続する。
老後に住み替える。
こうしたライフスタイルの変化によって、住宅を売却する可能性は誰にでもあります。だからこそ、太陽光発電を設置するときには、「今どう使うか」だけでなく、「10年後、15年後はどうするか」まで少し考えておくと安心です。
太陽光発電は「設置したら終わり」ではありません

太陽光発電は、設置して電気をつくり始めたら終わりではありません。長く使っていく中で、
発電量の確認
定期的な点検
パワーコンディショナなどの機器の状態確認
保証内容の確認
FIT期間の確認
卒FIT後の売電方法
将来的な設備交換
住宅を売却するときの名義や契約の確認
など、いくつかの節目があります。特に、太陽光発電を設置してから10年近く経っている方は、一度現在の契約や設備の状態を整理してみるのもおすすめです。「そういえば、うちの太陽光って今どういう契約になっているんだろう?」そんな疑問が出てきたら、まずは書類を確認してみましょう。
太陽光発電付きの家を売却・購入するなら、設備のことも忘れずに
太陽光発電付きの住宅を売却するときは、家の売買だけでなく、太陽光発電設備や売電契約、名義変更などについても確認が必要になる場合があります。特に、
「太陽光発電を設置してから時間が経っている」
「FIT期間中なのか卒FITなのか分からない」
「売電契約の名義が誰になっているか分からない」
「蓄電池も設置しているけれど、保証がどうなっているか分からない」
という場合は、早めに整理しておくと安心です。eco住まいるでは、長崎県佐々町・佐世保市を中心に、太陽光発電・蓄電池・V2Hのご相談を承っています。太陽光発電は、設置すると長い期間使っていく設備です。これから設置を考えている方はもちろん、
「設置してから何年も経ったけど、一度相談してみたい」
「太陽光発電付きの家を売却することになった」
「中古住宅を購入したら太陽光発電が付いていた」
という方も、まずは現在の設備や契約状況を整理してみてください。太陽光発電のことがよく分からないままでも大丈夫です。現在の設備や状況を確認しながら、今後どうしていけばよいのか、一緒に考えていきましょう。
まとめ|太陽光発電付き住宅を売るなら「家+太陽光」の両方を確認
太陽光発電を設置した家を将来売却する場合、住宅だけでなく太陽光発電についても確認することが大切です。今回のポイントをまとめると、
太陽光発電付きの住宅でも売却できる
太陽光発電設備の所有者を確認する
FIT・事業計画認定の状況を確認する
電力会社との売電契約を確認する
売電契約や振込先の名義変更が必要になる場合がある
卒FIT後でも売電契約などの確認が必要
蓄電池がある場合は所有者や保証も確認する
保証書や契約書などの資料を整理しておく
中古住宅を購入する側も、太陽光発電の契約・設備状態を確認する
という点が重要です。太陽光発電は、10年、15年、20年と長く付き合っていく設備です。だからこそ、「設置するとき」だけでなく、「その後どうするか」まで考えておくことが大切です。長崎県・佐世保市・佐々町で太陽光発電や蓄電池について気になることがあれば、eco住まいるへお気軽にご相談ください。

