「EV(電気自動車)を購入したけれど、もっと有効活用したい。」「停電時にもEVの電気が使えたら安心なのに…。」そんな方にぜひ知っていただきたいのが、令和7年度補正予算「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金」です。この補助金では、V2H(Vehicle to Home)充放電設備の導入に対して手厚い補助が受けられます。今年度は制度がさらに充実し、個人住宅でもこれまで以上に導入しやすくなりました。今回は、V2Hとはどのような設備なのか、補助金の内容や導入するメリットについて分かりやすくご紹介します。
【 もくじ 】
V2Hとは?

V2H(Vehicle to Home)とは、EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)に蓄えた電気を家庭で利用できるようにする設備です。通常は家庭からEVへ充電しますが、V2Hを導入すると逆にEVから住宅へ電気を送ることも可能になります。つまり、EVを「走る蓄電池」として活用できるようになる設備です。太陽光発電と組み合わせれば、昼間に発電した電気をEVへ充電し、夜間に家庭で使用することもできます。
令和7年度補正 V2H補助金とは?
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今年度は、V2H充放電設備および外部給電器向けとして総額55億円の予算が確保されています。さらに今年度は、個人住宅・マンション向けの機器補助上限額が75万円へ引き上げられ、これまで以上に利用しやすい制度となりました。V2Hの導入を検討されている方にとって、大きなチャンスといえるでしょう。
補助金の内容
個人住宅・マンション向けの補助内容は次のとおりです。
| 補助対象 | 補助内容 |
|---|---|
| V2H機器(設備) | 購入費用の1/2補助(上限75万円) |
| 設置工事費 | 工事費を全額補助(上限55万円) |
つまり、
最大130万円の補助が受けられる可能性があります。
ただし、すべての方が130万円受け取れるわけではありません。補助額は、導入する機器の価格や工事内容によって異なります。また、補助対象機器であることなどの条件があります。
補助金を利用できる方

補助金を利用するためには、EV(電気自動車)またはPHEV(プラグインハイブリッド車)を所有している、もしくは発注済みであることが条件となります。これからEVの納車を予定している方も対象となる場合がありますので、お気軽にご相談ください。
申請スケジュール(予定)
現在公表されている予定は以下のとおりです。
申請受付:令和8年7月~9月
交付決定:令和8年9月~11月
実績報告締切:令和9年1月末
※スケジュールは変更となる場合があります。
補助金は予算の範囲内で交付されるため、受付期間内でも終了する可能性があります。
V2Hを導入する4つのメリット
① 電気代を節約できる

夜間の安い電気料金でEVへ充電し、その電気を昼間に家庭で使うことができます。さらに太陽光発電があるご家庭では、昼間に発電した電気をEVへ充電し、夜に家庭で利用できるため、電気を効率よく使えるようになります。電力会社から購入する電気を減らせるため、毎月の電気代削減にもつながります。
② 停電時でも安心

近年は台風や豪雨などの自然災害による停電も少なくありません。V2Hがあれば、停電時でもEVに蓄えた電気を家庭で利用できます。照明や冷蔵庫、スマートフォンの充電など、生活に必要な電気を確保できるため、防災対策としても非常に注目されています。
③ 太陽光発電との相性が抜群
太陽光発電でつくった電気をEVへ充電し、夜間にその電気を家庭で使用できます。売電価格が以前より低くなっている今、「売る」よりも「自宅で使う」ことで、太陽光発電をより有効に活用できます。
④ EVをもっと便利に使える
EVは移動手段としてだけでなく、家庭用蓄電池としても活躍します。1台で「車」と「蓄電池」の2つの役割を担えるため、暮らしの安心と経済性の両方を高めることができます。
こんな方におすすめです
✔ EV・PHEVをすでにお持ちの方
✔ これからEVの購入を予定している方
✔ 太陽光発電を設置している方
✔ 電気代を少しでも節約したい方
✔ 災害や停電への備えを考えている方
✔ V2Hの導入を補助金でお得に始めたい方
補助金を活用するなら今がおすすめ

今年度は、個人住宅向けの補助額が拡充され、これまで以上に導入しやすい制度となりました。一方で、補助金には予算があり、申請が集中すると受付終了となる場合があります。「まだ先でいいかな」と思っているうちに募集が締め切られてしまうケースもあるため、導入を検討されている方は早めの準備がおすすめです。
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