太陽光発電を設置してから約10年。卒FITを迎えたタイミングで、
「売電価格が下がるのは分かっている」
「自家消費が大事とも聞く」
「だから蓄電池も気になっている」
そう感じている方は非常に多いのではないでしょうか。しかし実際には、気になってはいるけれど、まだ何もしていないという方が大半です。そしてこの「まだ決めていない期間」に、実は大きな差が生まれ始めています。本記事では、卒FIT後に蓄電池を検討している方に向けて、
なぜ今検討する人が増えているのか
つける人・つけない人で何が変わるのか
後悔しないための判断ポイント
を分かりやすく解説します。
【 もくじ 】
卒FIT後、電気の価値はこう変わった

まず知っておきたいのは、卒FIT後は「電気の価値そのもの」が変わっているという点です。これまでのFIT期間中は、電気は“売ると得するもの”でした。しかし現在は、
売電価格:7〜10円/kWh前後
買電価格:25〜35円/kWh前後
という状況です。つまり、売るより使う方が2〜3倍お得という構造に変わっています。
それでも多くの人が損をしてしまう理由
ここで問題になるのが、電気の使い方を変えていないことです。多くの方が、
今まで通り売電を続ける
特に生活スタイルは変えない
という状態のまま卒FITを迎えています。その結果、
⇒ 昼に発電 → 安く売る
⇒ 夜に消費 → 高く買う
という“もったいない流れ”が続いてしまいます。
自家消費だけでは解決できない現実
「じゃあ自家消費を増やせばいいのでは?」そう思われる方も多いと思います。確かに、昼間に電気を使う工夫は有効です。例えば、
洗濯機や乾燥機を昼に回す
エコキュートの稼働時間を調整する
食洗機を日中に使う
といった方法です。しかし、
共働きで日中は不在
電気の使用は夜に集中
というご家庭では、どうしても使いきれない電気が出てしまうのが現実です。
そこで検討されるのが「蓄電池」

この問題を解決するのが蓄電池です。仕組みはとてもシンプルで、 ⇒ 昼に発電した電気をためて、夜に使うこれだけです。ですが、この仕組みによって、
売電ロスを減らせる
電気の自給率が上がる
電気代の削減につながる
といった変化が生まれます。
【具体例】どれくらい差が出るのか?
ここでイメージしやすいように、簡単な例を見てみます。あるご家庭で、
昼に10kWh発電
そのうち5kWhを使いきれず余る
とします。
■ 蓄電池がない場合
5kWhを売電(約50円程度)
夜に5kWhを購入(約150円)
⇒ 差額:約100円の損
■ 蓄電池がある場合
5kWhを蓄電
夜にそのまま使用
⇒ 電気を買わずに済む
この差は1日では小さく感じますが、⇒ 1年・10年と積み重なると大きな差になります。
実際に多い「後悔のパターン」
ここからは少しリアルな話です。卒FIT後に蓄電池を検討したものの「まだいいかな」「様子を見よう」と判断した方が、後から感じやすい後悔があります。
① 思ったより電気代が下がらない
太陽光があるのに、⇒ 電気代があまり変わらないというケースです。原因はほとんどの場合、⇒ 昼の電気を活かしきれていないことです。
② 結局あとから検討し直すことになる
電気代の上昇や生活の変化によって、⇒ 「やっぱり必要かも」と再検討するケースは非常に多いです。ただしその頃には、
補助金が終了している
価格や条件が変わっている
可能性もあります。
③ 災害時の備えをしていなかった不安
停電を経験して初めて、⇒ 「電気が使えない不便さ」を実感する方も少なくありません。蓄電池があれば、最低限の電力を確保できる安心感があります。
逆に、導入している人の実感

蓄電池を導入した方からは、
電気代が安定した
無駄が減ったと感じる
安心感がある
といった声が多くあります。特に印象的なのが、⇒ 「電気を自分でコントロールできている感覚」です。これは単なる節約以上の価値と言えます。
蓄電池が向いているご家庭の特徴

すべての方に必要というわけではありませんが、以下に当てはまる方は検討する価値があります。
✔ 卒FITを迎えている ⇒ まさに今が検討タイミング
✔ 夜の電気使用が多い ⇒ 蓄電池のメリットが出やすい
✔ 電気代が気になっている ⇒ 削減効果を実感しやすい
✔ 今後も長く住む予定 ⇒ 長期的なメリットを活かせる
よくある質問(Q&A)
ここでは実際によくいただく疑問を紹介します。
Q. 蓄電池は元が取れるの?
⇒ 使い方と条件によります。単純な売電収入だけで考えるのではなく、
電気代削減
災害対策
将来の電気料金上昇
なども含めて判断することが重要です。
Q. メンテナンスは大変?
⇒ 基本的には大きな手間はかかりません。
ただし機器である以上、設置環境や使用状況によって寿命や性能に差は出ます。
Q. 今すぐ決めないとダメ?
⇒ 無理に決める必要はありません。
ただし、 知らずに先延ばしにするのはもったいないというのが正直なところです。
判断を先延ばしにするリスク
「とりあえず様子を見る」この選択をしている間も、
電気は安く売り続けている
高い電気を買い続けている
状態は続きます。つまり、気づかないうちに差が広がっているということです。
まとめ|「気になっている今」が一つのタイミング
卒FIT後、
蓄電池が気になっている
でもまだ決めきれていない
この状態の方にお伝えしたいのは、すでに検討すべきタイミングにいるということです。無理に導入する必要はありませんが、正しく知った上で判断することが重要です。
最後に|まずは「自分の家の場合」を知ることから
蓄電池は、
家族構成
電気使用量
ライフスタイル
によって最適な選択が大きく変わります。だからこそ、一般論ではなく「自分の家の場合」で考えることが大切です。「うちの場合はどうなんだろう?」と感じた方は、お気軽にご相談ください。現状をもとに、無理のない最適なプランをご提案いたします。


