屋根への負担、大丈夫?安心して導入するために
はじめに
近年、電気代の高騰や災害時の備えとして注目されている「太陽光発電」。導入を検討される方が増えている中で、「うちの屋根に太陽光パネルってのせて大丈夫なの?」「雨漏りしない?」「重くない?」といった屋根に関するご不安をよく耳にします。今回は、そういった「屋根と太陽光」にまつわる疑問について、わかりやすくお答えしていきます。初めての方でも安心して読んでいただける内容ですので、ぜひご参考にしてください!
- はじめに
- 【疑問①】屋根に重いパネルをのせて大丈夫?
- 【疑問②】雨漏りしない?屋根に穴をあけるのが心配…
- 【疑問③】うちの屋根の形でも設置できる?
- 【疑問④】築年数が古いと設置できない?
- 【疑問⑤】台風や強風で飛ばされない?
- まとめ
【疑問①】屋根に重いパネルをのせて大丈夫?
まず多くの方が気にされるのが「重さ」の問題です。太陽光パネルってなんだか重そうですよね。屋根がつぶれたりしないの?と心配になるのも無理はありません。でも、ご安心ください!太陽光発電のパネルは、1枚あたり15kg~20kgです。仮に20枚敷き詰めると300kg。架台込みですと400kgほどです。パネルの重さはメーカーによって異なりますが、そこまで大きな差はありません。一見、屋根に負担があるように思えますが、成人男性6人(一人あたり70kg)が屋根の上に横たわると考えれば、そこまで重いとはいえません。
屋根設置しても負担が少ない理由とは?
①荷重が分散される
複数の太陽光パネルを縦に積み重ねれば、一点に重量が加わるため、屋根が破損してしまいます。しかし、太陽光発電は横に敷き詰めて設置するので、屋根にかかる重量は分散され、負担も軽減されるというわけです。
②屋根瓦のほうが重い
盲点かもしれませんが、実は屋根の瓦は意外と重量があります。屋根瓦の1平方mの重さはおよそ45kg。対して太陽光パネルは1平方mあたり11~12kgです。瓦のおよそ1/4程度ですので、その重さが新たに乗ったとしても、屋根に与える負担は小さいというわけです。
現に国土交通省でも、「建物の安全性に対して 大きな問題をもたらすものではない」という見解です。日本の住宅は、雪の重みにも耐えられるよう設計されているため、太陽光パネルをのせるくらいで構造に影響が出ることはほとんどありません。また、設置前には必ず「現地調査」を行い、屋根の状態や構造を確認します。もし問題がある場合は、補強工事や別の設置方法を検討するなど、安全第一でご提案いたします。
【疑問②】雨漏りしない?屋根に穴をあけるのが心配…
これも多くの方が気にされるポイントですね。太陽光パネルを設置するには、屋根に金具を固定する必要があり、その際に「穴をあける」場合があります。そこで「雨漏りしそうで不安…」と感じる方もいらっしゃいます。ここでも、安心していただきたいポイントがあります。現在の施工方法は非常に進化していて、防水処理もしっかりと行われます。穴をあける部分には、防水パッキンやコーキング材を使用してしっかりと水の侵入を防ぎます。(屋根材別!太陽光パネルの施工方法をご覧ください)また、取り付け金具のメーカー保証や施工保証がつくケースも多く、万が一に備えた体制も整っています。さらに最近では「穴をあけない施工方法」も登場しており、特に金属屋根(ガルバリウム鋼板など)には「キャッチ工法」と呼ばれる、屋根を挟み込むように固定する工法もあります。屋根の種類に応じて最適な方法をご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください。
【疑問③】うちの屋根の形でも設置できる?
屋根にはさまざまな種類がありますよね。たとえば、
切妻(きりづま)屋根
寄棟(よせむね)屋根
片流れ(かたながれ)屋根
陸屋根(ろくやね)=平らな屋根
瓦屋根
スレート屋根
ガルバ屋根
それぞれ特徴があり、向いている設置方法も異なります。たとえばスレート屋根やガルバ屋根であれば、施工が比較的しやすく、多くの住宅で採用されています。一方、瓦屋根の場合は、パネル設置の際に「瓦を部分的に外す」必要があるため、経験豊富な施工業者による慎重な作業が求められます。また、屋根の角度(勾配)や方角も重要なポイントです。南向きで日当たりの良い面にパネルを設置できると、発電効率も高まります。ただし、東や西向きでも充分な効果が得られるケースも多く、最近では東西設置のハイブリッド型も一般的になっています。(我が家は設置できる?屋根の向き・広さと発電量の関係をチェック)
【疑問④】築年数が古いと設置できない?
「うちは築20年以上たっているけど、大丈夫かな?」というご相談もよくあります。確かに、築年数が古くなると、屋根材の劣化や構造上の問題が気になるところ。しかし、これも現地調査によって判断できます。屋根が傷んでいた場合は、パネル設置前に「屋根の補修」や「屋根の張り替え(葺き替え)」を一緒に行うケースもあります。実は、太陽光パネルは屋根の上にのることで「屋根の保護」の役割も果たします。直射日光や雨風を直接受けなくなるため、屋根材の寿命を延ばすという効果もあるんですよ。
【疑問⑤】台風や強風で飛ばされない?
最近は大型の台風も増えており、「太陽光パネルって飛ばされないの?」という不安も多く聞かれます。しかし、日本国内の太陽光パネル設置基準は、強風や地震にもしっかりと耐えられるよう設計されています。特に台風が多い地域では、風速40m/s以上の暴風にも耐えられるよう、がっちりと固定する施工が行われます。もちろん、施工不良などがあれば別ですが、信頼できる施工会社に任せることで、こうしたトラブルは未然に防ぐことができます。eco住まいるでは、これまで多くの住宅に設置してきた実績があり、施工後のアフターフォロー体制もしっかり整えていますので、安心してお任せください!
まとめ|不安があるのは当たり前。でも解決できます!
太陽光発電は、電気代の削減や環境への貢献、さらには災害時の備えとして、とても心強い存在です。しかし、「屋根にのせるものだからこそ」不安や疑問があるのは当然のこと。そんなときこそ、私たちのような専門業者を頼ってください。eco住まいるでは、屋根の状態確認から最適な設置方法のご提案、施工後のメンテナンスまでトータルでサポートしています。「うちはどうだろう?」というちょっとした疑問でも、お気軽にご相談いただければ嬉しいです。一緒に、“わが家にぴったりの太陽光ライフ”を考えてみませんか?